【PR】本記事はアフィリエイト広告を含みます(エックスサーバー / A8.net)。
勤務先では、取引先のサイトやメールを置いているエックスサーバーの契約が7つに増えていました。メールのためだけに続いている契約や、中に何が入っているか誰も把握していない契約もあります。2026年8月から10月にかけて、これを3つにまとめる作業をしました。
作業は Claude Code と分担しました。契約の中身の調査や件数・md5 の照合は Claude Code、FTP でのダウンロードや Google ドライブへのアップロード、解約の手続き、取引先とのやり取りは自分で行っています。
9月中旬の時点で3契約を解約し、そのうち1契約にあった4サイトはメインの契約へ移して表示を確かめました。解約した契約のデータは、すべて Google ドライブにバックアップしてあります。4つ目の契約は、10月上旬にメールを移し終え、10月16日に解約を申し込みました(利用期限の12月31日までは使えます)。
最初は「2つ」にするつもりだった
当初の方針は、メインの契約ともう1つの、計2契約に寄せることでした。中身を調べた結果、もう1契約を残して3つにしています。
残した契約には、取引先が毎日使っているメールアカウントが8件ありました。データ量は、そのうち1社の分だけで約3.7万通・約14GB。以前に私たちが行ったメール移行の約8倍です。移すとなると、先方の全員に端末の設定を変えてもらう必要があり、切り替えの間はメールも止まります。契約が1つ減る効果より、先方の業務への影響が大きいと判断しました。端末の設定変更がどれだけ手間取るかは、メールを別の契約へ移した手順に書いた通りです。
エックスサーバーは1契約でドメインもメールアカウントも無制限に持てるので(公式:機能一覧)、技術的には1つにまとめられます。それでも、まとめるかどうかは使っている人の手間で決めるのがいいと思います。
解約前のチェックリスト
1. ドメインごとに「どの契約で、何に使っているか」を一覧にする
ドメインを1行ずつ並べ、所属する契約と、サイト・メール・何もないのどれかを台帳(スプレッドシート)に書きました。サイトが無くてもメールだけ使われているドメインがあるので、「サイトが空=不要」とは判断しません。
2. メールはアカウントごとに使われ方を調べる
メールフォルダを FTP で取り、アカウントごとに、いつまで受信・閲覧・接続されていたかを調べました。ある契約では4アカウントのうち2つが、5月末から誰にも接続されていませんでした。
3. 「使っていない」と決める前に、使っている人に聞く
実は8月、使われていないと思ってドメイン設定を削除したところ、そのドメインのメールは取引先が使っていて、復旧を頼まれています。自動バックアップから戻せましたが、同じ名前のアカウントを作り直してからでないと復元できませんでした。調べた数字だけで決めず、消す前に確認を取る手順を入れています。
4. データベースはドメインとは別に数える
ドメインもメールも無くなった契約に、MySQL のデータベースが50個(計726MB)残っていました。どこにもバックアップがありませんでした。解約すれば消えるので、残すか要らないかを先に決める必要があります。サーバーパネルの「MySQL設定」は、ドメイン設定とは別の画面です。
結局、50個すべてを残すことにしました。サーバーパネルの自動バックアップから1個ずつ取り出し(1個あたり約4分)、FTP で落として、書き出しが途中で切れていないかを確かめてから tar.gz にまとめ、Google ドライブへ保管しました。ドライブから落とし直した写しの md5 が一致したのを見てから、解約を申し込んでいます。
5. 自動更新の決済日を確かめる
ある契約は利用期限が9月末で、それまでに解約するつもりでした。ところが自動更新の決済は9月20日に済んでいて、10〜12月の3か月分(3,960円)が更新されていました。期限の当日ではなく、前もって決済されることがあります。公式の料金表でも、3ヶ月契約は月額1,320円・一括前払いです(公式:料金、2026年10月17日確認)。公式マニュアルによると、サーバーの自動更新は利用期限の月の20日から末日にかけて順次引き落とされ、止めたい場合は引き落としの月の19日までに自動更新設定を解除する必要があります(公式マニュアル:自動更新設定、2026年10月17日確認)。9月末が期限の契約で9月20日に決済されたのは、この仕組みどおりでした。
なお、解約を申請しても利用期限までは使え、解約したら利用期限までにドメイン設定を削除するよう公式マニュアルは案内しています(公式マニュアル:解約)。
6. バックアップは「取った」ではなく「照合した」まで
自動バックアップはWeb・メール・DBとも過去14日分で、契約が有効でないサーバーではバックアップデータの申し込みができません(公式:自動バックアップ)。解約するなら自分で取っておく必要があります。
私たちは FTP でファイルを取り、DB を書き出して tar.gz にまとめ、md5 を記録してから Google ドライブへアップロードしました。ドライブ側の md5 とサイズが一致したのを見てから、手元の写しを消します。
途中で困ったのは Google ドライブのほうでした。パソコン用の Drive アプリが管理するファイルが約34万件まで増え、アプリが止まるようになりました。件数の多くはフォルダのまま上げたバックアップだったので、ブラウザから zip で落とし、tar.gz にまとめ直して件数を減らしています。このとき分かったのは、Drive の zip は、拡張子の無いファイルに .txt や .eml を足し、名前の「:」を「_」に置き換えることです。1回は、メールが6通 zip から抜けていました。件数と md5 を突き合わせていなければ気づけませんでした。
中身を見て、残さない判断もしました。あるアカウントのメール約1.1万通は全部迷惑メールだったので、バックアップから削除しました。
7. 残す契約の WordPress の版も見ておく
整理の途中で、WordPress の脆弱性(CVE-2026-87902)が公表されました。残す3契約の全ドメインを調べると、4.7系や4.9.3といった古い版が並んでいました。契約をまとめると、古いサイトも同じ場所に集まります。整理と同時に版を一覧にしておくと、次の脆弱性のときに慌てずに済みます。
一覧にすると
| 確認すること | 見る場所 |
|---|---|
| ドメインの所属と用途 | サーバーパネル「ドメイン設定」と台帳 |
| メールの使われ方 | メールフォルダ(FTP)と、使っている人への確認 |
| データベースの数と容量 | サーバーパネル「MySQL設定」 |
| 自動更新の決済日・利用期限 | XServerアカウントの契約情報 |
| バックアップ | 件数と md5 が一致するまで |
| 解約後のドメイン設定 | 利用期限までに削除 |
| WordPress の版 | 各サイト(記事2の方法) |
まとめ
解約は数クリックで終わりますが、その前の確認に時間がかかります。ドメイン・メール・DB を別々に数え、使っている人に聞き、バックアップは照合まで終えてから解約する。この順番を守れば、消してから気づくことは減らせると思います。メールを別の契約へ移す手順はメールを別の契約へ移した手順、WordPress をまとめて更新した手順はSSH と WP-CLI で WordPress をまとめて更新した手順、ドメインを削除するときの注意はドメイン設定を削除すると何が消えるかにまとめています。
これからエックスサーバーを契約する場合、スタンダードプランは36ヶ月契約で月額693円(通常990円。2026年11月4日17:00までのキャンペーン価格・税込、公式:料金、2026年10月15日確認)です。
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