エックスサーバーでドメイン設定を削除すると何が消えるか|削除前に残したもの、消してはいけない共用のDBユーザー

AIブログ運営

【PR】本記事はアフィリエイト広告を含みます(エックスサーバー / A8.net)。

勤務先で管理しているエックスサーバーの契約から、2026年10月16日に1つのドメインを外しました。数年前からメンテナンス表示のままになっているサイトです。同じ契約にはほかに11のドメインが同居しているので、そのドメインだけを、ほかに影響を出さずに消す準備をしました。

削除の前日までに準備したことと、当日の結果を書いておきます。

作業は Claude Code と分担しました。表示状態の記録やメールの抜き出し・照合は Claude Code、サーバーパネルの操作と FTP は自分、という分け方です。

ドメイン設定を削除すると消えるもの

公式マニュアルによると、サーバーからドメイン設定を削除すると、そのドメインのフォルダ内のデータが削除されます(公式マニュアル:ドメイン設定)。フォルダの中身は次の通りです。

フォルダ 入っているもの
public_html サイトのデータ
mail メールデータ
log アクセスログ
autoreply 自動応答の設定
.spamassassin 迷惑メールフィルタの設定
htpasswd Basic認証のパスワード設定
script CGIツールなどのスクリプト
xserver_php php.ini の設定

サイトだけでなく、そのドメインのメールとアクセスログも一緒に消えます。「サイトを消す」つもりで操作すると、メールまで消えるのが落とし穴です。私たちも8月、別の契約で、使われていないと思ったドメインのドメイン設定を削除し、中のメールまで消えて取引先から復旧を頼まれたことがあります(詳しくはメールを別の契約へ移した手順)。

削除しても残るもの

データベース:MySQL のデータベースとユーザーは、ドメイン設定とは別の「MySQL設定」で管理されています(公式マニュアル:MySQL設定)。ドメインのフォルダの外にあるので、私たちはドメイン設定とは別に、そのドメイン用のデータベースを手で消す段取りにしました。ドメインが1つも無い契約にデータベースだけが大量に残っていた例は、契約を 7 つから 3 つに減らしたときのチェックリストに書いています。

ドメインの登録そのもの:今回のドメインは別の登録業者で取得され、費用も勤務先以外が払っていて、有効期限は来年です。サーバーから外しても、ドメインの登録は切れません。

DNS の設定:このドメインはエックスサーバーのネームサーバーを使っています。ドメイン設定を削除した後、DNS のレコードがどう扱われるかは、公式マニュアルでは記載を確認できませんでした(公式マニュアル:ドメイン設定、2026年10月17日確認)。気になる場合は公式ページで確認してください。私たちの場合、削除した当日に確かめると、エックスサーバーのネームサーバーには A レコードと MX レコードがまだ残っていました(下の「当日の結果」)。

いちばん怖いのは、共用のDBユーザー

エックスサーバーでは、MySQL のユーザーを作り、データベースごとに「アクセス権を持つユーザー」を割り当てます。1つのユーザーに複数のデータベースのアクセス権を持たせることもできます。

私たちの契約では、消すサイトが使っている MySQL ユーザーを、ほかの約19個のデータベースも共用していました。このユーザーまで消すと、同じ契約のほかのサイトがデータベースにつながらなくなるおそれがあります。そこで、消すのはそのドメインのデータベースだけにして、ユーザーは残します。そのドメイン専用のユーザーが見つかった場合も、どのデータベースが使っているかを確かめてから消すことにしました。

削除の前にやったこと

持ち主への告知:サイトの持ち主には、約2週間前に削除日を知らせ、3日前にもう一度お知らせを送りました(予約送信)。返事を待たずに、告知どおり進めると決めています。

丸ごとバックアップ:ドメインのフォルダ一式(約5.7GB)を tar.gz にまとめ、データベースは SQL で書き出して、Google ドライブに保存しました。ドライブ側の md5 が手元の記録と一致することも確かめています。

バックアップ後に届いたメールの追加取得:告知で「過去のメールは提供する」と伝えたので、バックアップを取った9月末以降に届いたメールも、削除当日の朝に取り直しました。メールのファイル名の先頭には届いた時刻が入っているので、その時刻で新しい分だけを選び、1日重ねて取っています。受信と送信済みのフォルダから9月29日以降の636通を tar.gz にまとめて Google ドライブに保存し、ドライブ側の md5 とサイズが一致するのを確かめてから削除に進みました。

同じ契約のサイトの表示状態を記録:削除の前日、同じ契約の全ドメインの HTTP ステータスを記録しました。消すドメインは 503(メンテナンス表示)、ほかの11ドメインはすべて 200 です。当日も削除の直前と直後に同じ確認を流して比べました。

for d in example.jp example.com example.net; do
  printf "%-28s %s\n" $d $(curl -s -o /dev/null -w '%{http_code}' --max-time 15 https://$d/)
done

消す予定のサイトも脆弱性の更新はした:10月上旬に WordPress の脆弱性対応をしたとき、このサイトは削除まで11日残っていたので、ほかと同じように更新しました(SSH と WP-CLI で WordPress をまとめて更新した手順)。

当日の手順

  1. 削除直前の表示状態を記録する
  2. サーバーパネルの「ドメイン設定」から対象ドメインを削除する(画面の注意書きを読んでから実行)
  3. 「MySQL設定」で、そのドメインのデータベースだけを削除する(ユーザーは消さない)
  4. 対象ドメインがサイト・メールとも応答しないこと、ほかのサイトが削除前と同じ状態であること、MySQL のユーザー一覧に共用ユーザーが残っていることを確かめる

もう一つ気をつけているのが、サーバーパネルの「操作中のサーバー」です。ブラウザ全体で共有されるので、別のタブで別の契約のパネルを開くと、操作対象が切り替わります。作業中は、ほかのタブでパネルを開かないようにしています。

当日の結果

削除の直前の記録は前日と同じで、消すドメインが 503、ほかの11ドメインはすべて 200 でした。ドメイン設定とそのドメインのデータベースを削除したあと、確かめた結果は次の通りです。

確認したこと 結果
消したドメインのサイト 404(サーバーから外れた)
消したドメイン宛のメール SMTP で「Relay access denied」と返され、受け取らなくなった(同じサーバーのほかのドメイン宛は受け付ける)
ほかの11ドメイン すべて 200 のまま
MySQL の一覧 消したドメインのデータベースは無くなり、共用のユーザーとほかのデータベースは残っている
DNS エックスサーバーのネームサーバーに A・MX レコードが残っている

DNS のレコードは残っていましたが、サイトは 404、メールも受け取らないので、実害は無いと判断しています。

もし間違えて消したら

エックスサーバーの自動バックアップは、Web・メールが過去14日分、データベースも過去14日分で、サーバーパネルから復元できます(公式:自動バックアップ)。ただし復元すると、対象のファイルはバックアップの内容で上書きされ、バックアップ日以降に作られたファイルは削除されます(公式マニュアル:自動バックアップからの復元)。8月に私たちがメールを戻したときは、同じ名前のアカウントを作り直してからでないと復元できませんでした。消す前に自分でバックアップを取って照合しておくほうが確実です。

エックスサーバーのスタンダードプランは、36ヶ月契約で月額693円(通常990円。2026年11月4日17:00までのキャンペーン価格・税込、公式:料金、2026年10月15日確認)です。

エックスサーバーを新しく契約する場合は、【PR】エックスサーバー公式サイトから申し込めます(料金・キャンペーンは申し込み画面で最新の表示を確認してください)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました