Claude Code を使い始めたけど「なんか思った通りに動かない」「もっと速く・安全に使いたい」——そんな段階の人向けに、私が実際にこのブログの開発や記事下書きで毎日使っていて、効果のあったTips をまとめます。
公式ドキュメント(code.claude.com/docs)で2026年6月時点の挙動を確認した内容だけを載せています。最近こっそり仕様が変わってみんなが誤解しがちなポイントも、後半に正直にまとめました。
1. CLAUDE.md に「プロジェクトの常識」を書いておく
毎回同じ説明を繰り返していませんか? CLAUDE.md に書いた内容は セッション開始時に自動で読み込まれる ので、指示が永続化します。
置き場所は階層になっていて、用途で使い分けます。
./CLAUDE.md/./.claude/CLAUDE.md… プロジェクト共通(チームで共有)~/.claude/CLAUDE.md… 全プロジェクト共通(自分の好み)./CLAUDE.local.md… 個人用・gitに上げない(.gitignore対象)
「日本語で答えて」「このフレームワークのバージョンはこれ」といった前提を書いておくと、毎回の説明が消えます。
2. 記憶の管理は /memory で
覚えさせたいことは、会話の中で「これ覚えておいて」と頼むか、/memory コマンドでメモリファイルを直接開いて編集します。/memory は CLAUDE.md 系ファイルの一覧表示・自動記憶のON/OFF・エディタでの編集ができる入口です。
⚠️ 注意: 昔よく紹介された「
#で始めると記憶に追加される」という小ワザは、現行ドキュメントに根拠が見当たりません。/memoryか CLAUDE.md 直接編集が確実です。
3. Plan Mode で「暴走」を止める
いきなりコードを書き換えられて事故った経験、ありませんか? Plan Mode にすると、Claude はまず計画を立て、こちらが承認するまで実装に進みません。
切り替えは Shift+Tab(または Alt+M)。これは ON/OFF ではなく、権限モードを順に循環します:
default → acceptEdits → plan → auto / bypassPermissions
「内容をよく見たい難しいタスク」では plan、「単純作業を任せたい」なら acceptEdits、と場面で回すのがコツです。
4. モデルは /model で使い分ける(opusplan が便利)
全部を最上位モデルでやるのは無駄です。/model でタスクに合わせて切り替えます。
| エイリアス | モデル | 使いどころ |
|---|---|---|
haiku |
Haiku 4.5 | 定型・軽い作業 |
sonnet |
Sonnet 4.6 | 標準の開発 |
opus |
Opus 4.8 | 設計・難しい推論 |
opusplan |
Opus→Sonnet 自動 | 計画は賢く・実装は速く |
特に opusplan が便利で、Plan Mode 中は Opus で深く考え、実装フェーズでは Sonnet に自動で切り替わります。複雑なタスクの「考える所だけ賢いモデル」を実現できます。
5. hooks で定型作業を自動化する
settings.json に hooks を設定すると、特定のタイミングで自動的にコマンドを走らせられます。よく使うイベント:
PreToolUse… ツール実行前(入力チェック等)PostToolUse… ツール実行後(自動フォーマット・lint 等)Stop… セッション終了時(最終チェック)SessionStart/UserPromptSubmit… 開始時・入力時
「保存のたびに自動で整形」みたいな面倒を、人ではなく仕組みに任せられます。
6. スキルで「自分専用コマンド」を作る
繰り返す作業は スキル にして /名前 で呼び出せます。置き場所は .claude/skills/<名前>/SKILL.md。frontmatter で起動条件やサブエージェント実行を制御できます。
補足: 以前の
.claude/commands/*.md(カスタムコマンド)はスキルに統合されました。今も動きますが、新規に作るならスキル形式が推奨です。どちらも/名前で起動します。
7. MCP で外部ツールにつなぐ
MCP(Model Context Protocol) サーバーを足すと、GitHub・ブラウザ・各種SaaSなどClaude Codeの外の世界とつながります。追加は claude mcp add。スコープは3層あります:
- ローカル … その場のセッションだけ
- プロジェクト …
.claude/mcp.json(チーム共有) - ユーザー …
~/.claude/mcp.json(全プロジェクト恒久)
8. サブエージェントで「重い調査」を隔離する
大量のファイル調査やログ解析を本体の会話でやると、コンテキストがすぐ膨らみます。サブエージェント(Agent ツール)に投げれば、調査は子側で消費し、結果の要約だけが戻ってきます。/agents で管理できます。
「探索は子に、結論だけ親に」——長いセッションを軽く保つ基本です。
補足: このサブエージェント機能、ドキュメントによっては旧称「Task ツール」と書かれていますが、現在は
Agentツール が正式名です。
9. /compact と /rewind でコンテキストを管理する
会話が長くなって重い・話が逸れたと感じたら:
/compact… これまでの会話を要約して圧縮(/compact 指示で要約方針も指定可)/rewind(空のプロンプトでEsc2回)… 過去の任意のポイントへコードと会話を巻き戻す、または途中から要約してコンテキストを解放
特に /rewind は「さっきの変更、なかったことにしたい」を可逆で実現できる安全弁です。
10. 権限は settings.json の permissions.allow で絞る
毎回の確認が煩わしい——でも全許可は怖い。よく使う安全なツールだけを settings.json の permissions.allow(配列)に登録しておくと、確認が減って安全性も保てます。
⚠️ ありがちな誤解: 設定キーは
permissions.allowです。allowedToolsという名前で覚えている人が多いですが、それは CLI フラグ--allowedTools側の話で別系統。混同に注意。
よくある誤解 3つ(正直版)
実際に使っていて、自分も含めハマりがちだったポイント:
- 「think と書くと深く考える」は半分間違い — キーワードとして認識されるのは
ultrathinkのみ。"think" / "think hard" などは普通の文章として扱われ、特別な効果はありません。 allowedToolsで覚えてると設定が効かない — settings.json 側はpermissions.allow。- 「Task ツール」は今は「Agent ツール」 — 古い記事のままだと名前がズレています。
こういう"こっそり変わった所"こそ、公式ドキュメントで答え合わせするのが一番です。
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まとめ
- CLAUDE.md・
/memoryで前提を固定 → 説明の繰り返しを消す - Plan Mode(Shift+Tab)・
/model opusplanで「安全」と「速さ・賢さ」を両立 - hooks・スキル・MCP・サブエージェント で自動化と分業
/compact・/rewind・permissions.allowでコンテキストと権限を管理- 仕様は変わる。
ultrathinkのみ有効 /permissions.allow/ Agentツール の3つは特に誤解されがち
迷ったら公式ドキュメント(code.claude.com/docs)で確認するのが、結局いちばん速い。

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